いまさら聞けない…「リノベーション」リフォームとどう違うの?
とにかく目にする「リノベーション」という言葉。雑誌を見てもネット検索しても「カッコいい」「おしゃれ」「古民家」と一緒に並べられている。
そんなリノベーションとは何かを探る。
あなたは家を「買う?」それとも「作る?」どっち?
一戸建てやマイホームという響きは昔からキラキラした夢のワードです。
たくさんの人のほとんどが今では、家は「買うもの」であり「選ぶもの」だと認識されているのではないでしょうか?
テレビCMで毎日何回も流れるあのハウスメーカーや、モデルルームの商品から「選び」、広い新しい区画に立ち並んだ建売住宅の中から気に入った家を「選ぶ」。このようにマイホームを手に入れられる方が多いと思います。
と同時に、設計事務所やデザイナーにオーダーする「買い方」があるのはなんとなく耳にしたことはあるけど、それは一部のお金持ちにしか実現できない遠いところの話だと思い込んでいらっしゃるようです。
そんな現実の中で、手ごろにマイホームを手に入れる手段として注目されているのが「リノベーション」です。
自分好みに改修できる、程度の良い中古物件を便利の良い場所に探す!
- 手ごろな価格
- 好立地
- 好みに改修
この3つの条件を満たすところが、新築住宅を「買う」のとは大きく違い、人気の秘密なのです。
リノベーションとリフォームの違うところ|考え方
「リノベーション」とは、中古住宅や古い建物をただただ修繕して快適にすめるようにするだけではありません。
この行為は普通の「リフォーム」ですね。
「リノベーション」と「リフォーム」には考え方に大きな違いがあって、今ある建物を活かしながら「場所」「お金」「インテリア」などをトータルに組み立てて自分だけの「理想の生活」を実現させるものこそが「リノベーション」なのです。
住まいを合理的に求める人々に支持されるやり方でとても人気となっています。
リノベーションとは「住宅のトータル編集」
リノベーションは自分探し。自分の理想をはっきりと知ることから始めよう!
考え方からリフォームとは違う!とは言いましたが、住宅の改修は改修です。普通に中古住宅を探し、ただ内装を変え、設備機器を入れ替える。どこでもだれでもやってる「リフォーム」と基本的にはおなじです。
ただ、その過程において「自分にとっての理想を見極め、住宅を自分のライフスタイルに合わせて最適化する」のが「リノベーション」の大きな特徴です。
- リノベーション=新築時の目論見とは違う次元に改修する(改修)
- リフォーム=新築時の目論見に近づけるように復原する(修繕)
これは、国土交通省による定義です。
特殊な物件でなくてもいい
- 古くて安価な30年前の物件
- 高級なヴィンテージマンション
- 近代的なマンション
- 古民家
などなど、物件は何でもいいのです。
先に述べたように自分のライフスタイルまでを含めてトータルに改修するのがリノベーションですから!
初期コスト、毎月の支払、将来設計などとうまく組み合わせてお得に、しかもおしゃれに暮らしてみてはいかがでしょうか。