予算オーバーは絶対に嫌っ!

リフォーム 予算

リフォームやリノベーションは夢が膨らむもの。せっかくの素敵なプランを立てても予算オーバーになるとそのがっかり感は大きいものです。

リフォーム後の快適な住まいを夢見るとどんどん希望は大きくなり、ついついあれもこれもと欲しくなってくるものです。たいていのお客様は一度は予算オーバーによるプランの立て直しを経験されています。

リフォームは何かの商品をパパっと購入する買い物とは違いますので費用の全貌が分かりにくいですよね。お客さんから見るとちょっとした簡単に見える工事も、実は難易度が高く時間と人手が大きく掛かる内容の工事もありますから!

そのリフォーム。目的と優先順位ははっきりしていますか?

例えば、「古いお風呂は寒くて狭いので温かいシステムバスに取り替えたい」という目的で工事が始まったにも関わらず、もっと便利にもっともっときれいな状態にあそこもここもとどんどん工事範囲が広がり、当然ながら予算は大きくオーバーし、当初の「ただ暖かい広いお風呂に入りたい」という目的を大きく超えてしまったというケースもみられます。

新しい生活を想像するとこういった気持ちになるのは当然だとは思いますが、当初の目的をはっきりと自分の中に持ち、大袈裟なようですが自分なりの「計画書」のようなものを見積書などに書き記し、リフォーム担当者やご家族と確認しあうといった作業が最も効果的です。

リフォームやリノベーションの場合、材料を変更したり機器のグレードを上げたりするだけで簡単に何十万も予算を超えてきますから工事項目に優先順位の印を付けておくこともお勧めします。

絶対に譲れないこだわりの箇所の順番、浴室の広さを取るのかシステムバス本体のグレードを上げるのかなどなど。こうして優先順位を家族で決めておくと万が一追加工事をお願いしたい時に、優先順位の低いもののグレードを落とし、優先順位の高いシステムキッチンのグレードを一つ上げることが可能になり、より満足度の高いリフォームが実現します。

予算ギリギリのリフォーム計画はちょっと待って!

リフォームやリノベーションの中で、特に工事範囲の広い工事の時にありがちな事例として挙げられるのが「やっぱりココはこうして欲しい」というような工事中のプランの変更です。そもそも広い範囲のリフォームやリノベーションの際には設計図や写真などを利用して細かな打ち合わせをさせていただくのですが、普段見慣れない建築の図面を見ても正直に言って伝わらないことも多々あります。

工事が進む段階で、お客様から「あっ!」と新しいアイデアがでてくることもしばしばです。そんなことは自然の流れですから親身になって対応しますが、どうしてもネックになってくるのが予算なのです。

予算ギリギリの工事を発注してしまうよりも、予算の1割~3割程度をもしものための「予備費」として考え少し余裕をもったリフォーム計画を進める方がうまくいきやすいものです。

リフォーム工事以外の出費を想像できますか?

例えば、住みながらキッチンや浴室、トイレを工事したとすると単純に生活に支障が出てきます。食事が外食やお弁当になり、お風呂が使えない間は近くの銭湯や温泉を利用する費用が必要になりますね。

1日だけなら我慢できるようなことも1週間以上の工事ともなると、結構な出費が予想されます。

もちろん工事担当者との打ち合わせの中でご説明する内容ではありますが、その出費を最低限に抑えるために最初からその出費額も計画に入れておくことが大切です。

リフォームで起こりがち。「思ったより下地が悪かった」で発生する追加予算

リフォームやリノベーションはその名の通り、新築工事とは違います。
豊富な経験者でも一級建築士であろうと既存の建物の壁の中や見えない部分については「解体してみないと状態は分かりません」

特に築年数が古い建物の場合は「下地の交換」や「万が一の補修費用」をあらかじめ見積りに入れてもらうのがベターです。築20年以上の住宅であれば高確率で下地が傷んでいますので、最初から下地の補修や交換をするという前提でお考え下さい。

統計を見ても、リフォーム工事後のトラブルで多い事例の一つなので業者としてもしっかりと説明するべき部分だと考えます。

インターネット広告を信じすぎない!

今や当たり前のインターネット。
中にはありえないほどの安さが目を引くリフォーム金額の広告や、プロでもびっくりの施工事例の写真などが多く出回り、相場観や消費者の予算感を狂わせてしまう要因としても挙げられています。

インターネットの情報はとても貴重なもので、計画を立てる上では非常に便利なものですがやはりその金額等を鵜呑みにしすぎるのは危険です。

色んな情報に迷ってしまったときは一級建築士へ相談されることをおすすめします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA